Raspberry Piで「マイVPN」を構築してどこでも安全にブラウジング
http://www.lifehacker.jp/2013/02/130227raspberry_pi_vpn.html
以下、そのまま転載。
小型でお手ごろ価格のシングルボードコンピューター「Raspberry Pi」は、消費電力もわずかなので、常時接続VPN(仮想プライベートネットワーク)サーバーの構築にはもってこいです。VPN環境があれば、外出先から自宅のネットワークへ安全にアクセスしたり、公共のネットワークでも安全にブラウジングできます。Raspberry Piで、自分だけのVPN環境を立ち上げてみましょう。
もしまだRaspberry Piを買っていないなら、こちらの入門ガイドで、Raspberry Piとは何か、何が必要になるのか、どういう素晴らしいことができるのかをチェックしてみてください。VPNの基礎知識については、米Lifehackerの「VPNを構築すべき理由(英文記事)」や、他の参考サイトに目を通すといいでしょう。読んだ後はここに戻ってきてくださいね。
では、はじめましょう!
必要なもの
Raspberry PiをVPNやウェブ用プロキシサーバー化するには、基本的なもの以外に特別な道具はいりません。用意するものを以下に挙げます。
無料のLogMeInアカウント:VPNを構築するためにLogMeIn Hamachiを使うので、そのアカウントが必要です。まだアカウントを持ってないなら、作業前に作っておいてください。HamachiはVPNを構築してくれるので、ルーターでポートを転送したり、静的IPアドレスを取得したり、ファイアウォールを迂回したりといった手間はいりません。
「Privoxy」:Hamachiと組み合わせて、自宅ネットワークの内外で安全なウェブブラウジングができるようにします。ダウンロードはステップ5で行います。
Raspberry Pi:もちろん!
HDMIケーブルまたはコンポジットビデオケーブル:Raspberry Piと、テレビやモニターをつなぐために必要です。Raspberry PiはVPNで接続できるので、このプロジェクトが成功したらケーブルを外し、ヘッドレス・サーバーとして使えます。
SDカード(8GB Class 10以上)&カードリーダー:コンピューターにSDカードリーダーが内蔵されていない場合は、Raspberry Piの設定用に外付けリーダーが必要です。
USBキーボード&マウス:原文筆者は自宅に余っていた古い有線型のキーボードとマウスを使いましたが、XBMCメディアセンターを作った米LifehackerのWhitson Gordonは、Bluetoothでないワイヤレス型でうまくいったそうです。
イーサネットケーブル:Raspberry PiをどうしてもWi-Fi化したいのでなければ、有線でルーターやモデムにつなぐ方が、ネットワークのパフォーマンスを上げられます。また、自宅のインターネットがブロードバンド接続環境ならば、プロキシサーバーがかなり高速になるでしょう。
microUSB電源:少なくとも5Vで700mA以上の電流を供給できる、高品質な充電器を用意してください。現在のスマートフォン充電器はほとんどこの条件を満たしていますが、念のため、充電器本体裏面の仕様を確認してください。何か問題が起きたとき、原因の多くはSDカードと充電器関連です。
米Lifehackerでは、HamachiでパーソナルVPNを設定し、Privoxyを組み合わせて安全なブラウジングをする手順を以前に紹介していました。今回、これから紹介する手順は、特にLinux(Debianディストリビューション)とRaspberry Pi向けにアップデートしたものです。コマンドラインでの作業や設定ファイルの編集作業はありますが、とても簡単です。